暴露系YouTuber”みねしましゃちょー”
以前は不動産投資会社経営で一時の栄光を築き上げていました。
しかし、”かぼちゃの馬車問題”と言われる不動産投資詐欺事件で会社は倒産。
みねしましゃちょーの経営していた会社は売上が激減し廃業を余儀なくされました。
みねしましゃちょーが経営していた”水戸の大家さん”という会社が倒産するきっかけとなった”かぼちゃの馬車事件を解説します。
かぼちゃの馬車とはなにか?
事件のきっかけとなった”かぼちゃの馬車”とは・・・
スマートデイズ社の女性用シェアハウスの商品名
の事です。ちょうど写真のような物件の一棟物件に独身女性が部屋をシェアして住むというコンセプトの不動産商品でした。
「かぼちゃの馬車」とは、女性専用シェアハウスのブランド名です。家賃(賃料)は管理費を含めて4万円程度に設定され、「敷金・礼金・仲介手数料なし」を売りにしていました。さらに、個室にはベッドや冷蔵庫などの設備が用意され、インターネットの通信料や光熱費も家賃に含まれていました。
スマートデイズは「トランクひとつで即入居」をアピールして、地方から上京する女性をターゲットとしていました。
※引用:不動産タイムス
ではなぜこのかぼちゃの馬車が問題となったのでしょうか?
かぼちゃの馬車事件簡単に解説!
※画像引用:日経クロックス
かぼちゃの馬車事件の問題を簡単に言うと・・・
“かぼちゃの馬車”に不動産投資した人たちに家賃収入が支払われない!
という問題が起こったからです。
「かぼちゃの馬車」のビジネスモデルは、スマートデイズがシェアハウスに投資をするわけではなく、スマートデイズが、シェアハウスの建設費を出すオーナー(投資家)を集めます。オーナーになりたい人が現れると、スマートデイズが「かぼちゃの馬車」を建て、オーナーに販売します。
よって「かぼちゃの馬車」の所有者は、投資家(オーナー)になります。
スマートデイズがターゲットにしていたのは主に、副収入を得たいと考えている会社員です。「かぼちゃの馬車」は1棟1億円以上するので、彼らのほとんどは銀行でローンを組んで投資しました。
※引用:不動産タイムズ
不動産投資した人たちはほとんどが、一般的なサラリーマン。かぼちゃの馬車の物件投資額は1棟=”1億円”と言われていました。
投資額は当然、銀行から融資を受けて家賃収入から銀行へ返済していく仕組みとなっているわけです。
となるわけです。
スマートデイズによる「かぼちゃの馬車」の契約は、「頭金なしで投資でき、30年間の家賃収入を保証」を謳い文句にしていました。利回りは8%になるとも言っていました。
しかし、家賃収入は支払われない事態に・・・なぜこのようなことが起こったのでしょうか?
かぼちゃの馬車は入居者が少なかった!
“シェアハウスかぼちゃの馬車”は入居者が少なかったようです。
その為、家賃収入が得れなく不動産投資者にお金が支払われなくなったのです。
スマートデイズは「トランクひとつで即入居」をアピールして、地方から上京する女性をターゲットとしていました。
ただ、ほとんどの物件は個室が5畳未満しかなかったり、共用部といってもリビングのようなくつろげるスペースがなかったりしました。そのため、家賃4万円は、1平方メートルに換算すると、周辺の賃貸ワンルームマンションより割高でした。
※不動産タイムズ
でも、新事業立ち上げ当初などは想定外の事態も起こるとことはありえます。
スマートデイズは入居者が少なかった事態も想定して計画していなかったのでしょうか?
スマートデイズの実態はかなり”綱渡り経営”だったようです・・・
スマートデイズは建築業者から多額のキックバックをもらっていた!
スマートデイズからかぼちゃの馬車の建築を頼まれた建築業者は『コンサル料金』としてスマートデイズが支払った建築料金から50%もの金額を払い戻していました。
これ自体は違法ではありませんが、通常の建築料金の払い戻しは2~3%が一般的だそうです。
そうなると、建築業者も元の建築費用を上乗せしなければ利益を得られません。
結果本来もっと小額で建てられる物件が、、
- 投資屋の投資額の増加
- 家賃の増加
に繋がり、物件に対して見合った価格設定がなされなくなり入居者が少なかったのです。
キックバックを50%を建築業者から払い戻してもらわなくてはならないぐらいスマートデイズは綱渡りの経営ということだったのでしょう。
スマートデイズとスルガ銀行の闇が明らかに!
※画像引用:https://saru.co.jp/fudousan-kyokasho/pumpkin-house-24581
スマートデイズから投資家への家賃の未払いは2018年3月末時点で約60億円にも及びました。
事件の端緒は、2018年1月に発生しました。スマートデイズから「かぼちゃの馬車」オーナーへのサブリース賃料の支払いが滞るようになったのです。
2018年3月末時点での負債総額は約60億円と報道されました。スマートデイズは2018年4月、東京地裁に民事再生法の適用を申請しましたが棄却され、破産手続きに移行しました。破産管財人が算出した債権は結局1,053億円にもなっていました。
※不動産タイムズ
スマートデイズは結果破産手続きへ・・・
そこで、明らかになったのが・・
- スマートデイズ
- スルガ銀行
- 建築業者
がグルになって行っていた不正事実だったのです。
スルガ銀行の超ゆるい審査でスマートデイズに協力していた!
※画像引用:ダイヤモンドオンライン
かぼちゃの馬車を積極的に融資していたのが”スルガ銀行”でした。
自己破産する投資家まで出だした”かぼちゃの馬車”問題に金融庁が
と調査が入りました。
そこで投資家情報の”ねつ造”が明らかになりました。
主なねつ造の内容は・・・
- 預金残高の改ざん
- 売買契約書の改ざん
など嘘の情報をスマートデイズ社員が銀行に提出していました。
スルガ銀行側もこれをわかっていながら黙認して審査を通していたのです!
スルガ銀行は融資を通す代わりに投資家に対して関係のない
- フリーローン(数百万単位)の斡旋
- スルガのクレジットカードの契約
などを求めていたことも明らかになりました。
そのような実態が明らかになり、スルガ銀行の融資業務自体が実質ストップしたのでした。
結果的に”かぼちゃの馬車事件”は投資家のローンををスルガ銀行が全額肩代わりすることに決着がつき、
借金が完全になくなったこの解決策は「令和の徳政令」と呼ばれました。
スルガ銀行が負担する賠償金の総額は440億円になりました。
みねしましゃちょーの会社はスルガ銀行へ癒着していたので利益が激減!
画像引用:プレジデントオンライン
ここからみねしましゃちょーの経営していた会社”水戸の大家さん”の破綻に繋がります。
みねしましゃちょーの経営していた”水戸の大家さん”は不動産物件を転売して利益を得るいわゆる
三為業者(さんためぎょうしゃ』と言われる会社でした。
不動産物件転売する際に、売り手と買い手にスムーズに取引を行うためには、
融資の審査スピードがとても重要です。
その点で大手メガバンクでは審査スピードが遅く審査を待っている間に売りてと買い手の気持ちが変わり・・・
などとなるのです。”水戸の大家さん”が不動産物件を買ったら直ぐに転売しないと多額の手数料が発生し会社の不利益につながります。
その点”スルガ銀行”は前述のとおり審査スピードはとても早く三為業者からはなくてはならない存在でした。
そのスルガ銀行が融資業務が実質ストップしてしまったので”水戸の大家さん”は利益が激減してしまったのです。
“水戸の大家さん”倒産!
結果として水戸の大家さんは倒産してしまいました。
融資業務を行う銀行がなくなれば、投資家は当然投資資金を用意できないので、不動産業者はしわ寄せをくらって、倒産に追い込まれてしまいます。
三為業者の代表格であった水戸大家さんにもモロにその影響が及んだようです。
一時は六本木に住まいを構えるなど栄光を築いたみねしましゃちょーも社員を全員解雇し、破産手続きをおこないました。
みねしましゃちょーYouTuberに転身!
※画像引用:モデルプレス
みねしましゃちょーは社長時代からYou Tubeに動画を投稿していました。
- 1000万円分の宝くじ購入
- ダイヤの時計を掃除のおばちゃんにプレゼント
- 20万円相当の鞄を視聴者プレゼント
- 1億円のアパート購入
- 渋谷でJKに服奢ってみた
- 一泊120万円のリッツカールトンのスイートに宿泊
などのお金持ちならではの企画で人気を得ていました。
会社が倒産してからは
日本一周企画などを経て現在は暴露系に転身しもYou Tubeを更新しています。
みねしましゃちょーの経歴などの詳しい記事はこちら!
みねしましゃちょーの今後の展開に注目していきたいと思います!