大阪八尾市で2023年1月13日の事件。
警察官2名がが不審者男性に発泡し射殺しました。
とてもショッキングな事件で世間の注目を集まっています。
ところで、この発泡した警察官はこの後どのような処遇を受けるのでしょうか?
そこで、本記事では発砲した警察官について・・・
- その後の人生どうなるのか?
- 発砲した相手が死亡した場合の処遇
- 出世できないウワサは本当?
について調べてみました。
八尾市で警察官が発泡
【発砲】13日午後、大阪府八尾市の交差点で「警察が発砲して負傷者が1人います」と通報。銃弾は40~50代とみられる男性に当たり、搬送時は心肺停止の状態だったという。捜査関係者によると警察官が不審車両を発見し、制止求めたものの応じず、拳銃を発砲したとみられる。#拳銃 #八尾 #大阪 pic.twitter.com/G54x0QBYd0
— MBSニュース (@mbs_news) January 13, 2023
2023年1月13日の午後
大阪府八尾市の路上で警察官2名が男性に犯人に2発ずつ計4発発砲しました。
これにより男性は死亡。
現場の詳しい情報や状況は以下の記事で解説しています。
現場はかなり緊迫した情況でした。
発砲した警察官は誰で今後どのような処遇となるのでしょうか?
発砲した警察官のその後の人生どうなる?
発砲した警察官のその後の処遇はどのようになるのでしょうか?
結論として・・・
適法適正な職務執行だったか否かについての調査結果
によって人生が変わると思われます。
- 適正な職務執行だった場合・・・お咎めなし
- 適正な職務執行ではなかった場合・・・更迭などのペナルティ
となると考えられます。
前提として、警察官が『発砲する』と判断する基準について調べてみました。
警察官の発砲手順は?
警察官が発砲することは自由にできることではありません。
あくまでも、法規に基づいて許される場合があるにすぎません。
本事件でヤフコメ欄に掲載されていた元特捜部主任検事の前田氏によると
警察の発砲手順は以下の基準になるようです。
わが国では警察官のけん銃濫用を防止するため
(1)取り出し
(2)構え
(3)撃つ予告
(4)威かく射撃
(5)相手に向けた射撃
(6)相手への危害
という段階ごとに法令で厳しい要件が定められています。
※引用:ヤフコメより
拳銃の使用条件は?
※画像引用:Wikipedia
警察官の拳銃の使用可能な条件は以下になります。
(1)刑法上の「正当防衛」や「緊急避難」に該当するケース
(2)「死刑または無期もしくは3年以上の懲役もしくは禁錮」
にあたる凶悪な罪を現に犯したか既に犯したと疑うに足りる
十分な理由のある者が逃げるか抵抗した場合。
(3)逮捕状により逮捕する際に抵抗や逃亡等した場合等でほかに手段が無いとき。
今回のケースについては(3)にあたると思われます。
(1)刑法上の「正当防衛」や「緊急避難」に該当するケースと、(2)「死刑または無期もしくは3年以上の懲役もしくは禁錮」にあたる凶悪な罪を現に犯したか既に犯したと疑うに足りる十分な理由のある者が逃げるか抵抗した場合等でほかに手段が無いとき、(3)逮捕状により逮捕する際に抵抗や逃亡等した場合等でほかに手段が無いとき、です
引用:政治山
適正な職務執行だったかが鍵となる
※画像引用:東京新聞
今回の警察官の発砲についての元特捜部主任検事の前田氏の見解は以下の通り。
「パトカーに追いかけられた車が他の車や電柱にぶつかりながら逃げていた」との住民の証言もあり、
車の男性が相当興奮し、現場も緊迫した状況だったことがうかがわれます。
相手に向けて撃たなければ警察官や住民の生命身体を確実に防衛し、
犯人を制圧できなかったということになれば、
適法適正な職務執行だったと判断することになるでしょう。
※引用:ヤフコメ
発砲し死亡させた場合どうなる?
画像引用:中日新聞
今回の事件で犯人を発砲して死亡させました。
ということについて調べてみました。
裁判にかけられることもある。
警察官は発砲した相手を死亡させた場合裁判に発展するケースもあります。
平成15年に発生した車上荒らし犯を警察官が発砲して死亡する事件がありました。
この時の事例では発砲した警察官が犯人遺族から訴えられるというケースに発展しました。
結果的には警察官側が全面勝訴となりました。
警察官が発砲したことで逆に裁判にかけられたケースもあります。平成15年に奈良で警察官が車上荒らしをした疑いのある二人組に対して発砲し、一人が死亡したという事件です。平成24年に殺人と特別公務員暴行陵虐致死の罪で発砲した2名の警察官が裁判員裁判で審理されました。
また、死亡した方の遺族から民事でも国家賠償請求の裁判が提起されました。民事は請求棄却、刑事でも無罪と警察官側の全面勝利となりましたが、最終的な解決までは事件から10年以上の歳月を要したこととなります。このように、発砲をすることは警察官にとっても相当な覚悟が必要な行動であることが分かります。
引用:政治山
出世出来ないって本当?
※画像引用:沖縄タイムズ
警察官は発砲して死亡させると『出世ができない』というウワサがあります。
これは本当なのでしょうか?
出世出来なのは過去の話だった!
画像引用:朝日新聞デジタル
ヤフー知恵袋で同様の疑問をもっている人が質問していました。
そのベストアンサーとしての答えはこちら。
※浅間山荘立てこもり事件では相手が銃で武装していても銃撃が禁止されていた 現在は警察官の判断で発砲は許されています。
先日も警察官にナイフで切りかかった男が撃たれていますがあそこで撃たなければ警察官が殺されていましたよ。
愛知県長久手立てこもり事件が最近の警察の失策の一例で、SATまで出動させたのに突入をためらい
※愛知県警本部長がキャリア幹部で若すぎて発砲を禁止していた SAT隊員が発砲を許可されずに撃たれて倒れたままの警察官を1日近く放置しており、
これの救出の際にSAT隊員が犯人に首を撃たれて死亡した それでも突入許可を出さなかったので警視庁上層部が怒り、指揮権が大坂府警のSITに移され、
通称ネゴシエイターと呼ばれる交渉人によって事件解決していますが、
近隣の封鎖が3日以上続いたので市民から突入をためらった事や発砲を禁止した愛知県警に非難が集中しました。
引用:ヤフー知恵袋
画像引用:Twitter
また、別の回答では・・・
しかし東京都内に置いて薬物使用の異常者に対峙した警察官が薬物中毒の刃物を振り回す異常者にたいして 威嚇射撃4発を行ってもどうにもならず
5発目を犯人に対して危害射撃して射殺したものの
警察官も切られて殉職するという事件が契機となり
拳銃を抜いただけでは報告対象としない(所轄で対応)
威嚇射撃だけなら県警本部単位で対応
犯人をうった場合のみ警察庁に報告
と対応を変えたので今は違います
あさま山荘事件では最初のさつき山荘の段階で
長野県警機動隊が発砲していますがその後は最終日の強行突入の際の威嚇射撃まで発砲はされていません
上記は2014年の質問です。
あくまでも、ウワサですが過去には発砲した警察官は出世ができない事があったのかもしれません。
しかし、現在では発砲した警察官が出世出来ない事はないようです。
発砲した警察官は誰?
発砲した警察官の名前や顔画像は現在報道されていません。
今後の事件の検証次第で明らかになるかもしれません。
発泡した警察官に世間の声は?
発砲した警察官に対して、、
- ツイッター
- ヤフコメ
の世間の声をまとめました。
警察官の発泡については・・
と感じている人が多く見受けられました。
「職務質問しようとしたところ、車が警察官に向かってきたため警察官が発砲した」
警察官の身を守る為の行動ですから、何も問題ありません。これを監察官調査なんかしたら警察官を萎縮させて危険度を上げてしまう。
繰り返しますが、全く問題ない。https://t.co/3qEoRLQWeL— 🇯🇵🇹🇼🇺🇦日本国が好き【保守。この国を変えたくない】 (@nihonfreedom) January 13, 2023
犯人が向かってきてるので警官が発砲は当たり前。こんなのイギリスは毎日起きてるので全国ニュースにすらならない
警察官が停止求めるも向かってきた盗難車に発砲 男性死亡 大阪 | NHK https://t.co/2gz2e6cotY
— May_Roma めいろま 谷本真由美 (@May_Roma) January 13, 2023
これは拳銃の適正な使用ですね。
盗難車で暴走してパトカーから逃走→他の車や電柱にぶつかりながら逃走→警察官に向かって車を突撃させる
そりゃ撃たれるわ
【速報】警察官が拳銃を発砲 1人が心肺停止で病院へ ドクターヘリが出動 大阪・八尾市(関西テレビ)https://t.co/n2HerOGXyL
— 名前考え中 (@camoji3) January 13, 2023
その場で仕留めなければ、下校中の子どもや市民に巻き添えの被害者が出たかもしれない事件。
動いている車の運転手を仕留めるのは難しい。
射撃が上手い。警察庁長官賞をあげて欲しい。
警察トップがこの件を称賛することは大変意義がある。今後、無用な逃走劇を防止、抑止するためにもぜひ最高の賞を与えて欲しい。
引用:ヤフコメ